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2008年4月26日 (土)

小龍包

小龍包。薄い皮の中に豚肉の餡とアツアツのスープが仕込まれた比較的人気の高い点心である。作る人の腕に依存する品なので、お店によって、または食べた日によって結構味が違ったりする。特に皮の状態が作る人によって結構違う。下手な人が作ると、すぐに皮が破けてせっかくのスープがこぼれてしまったりする。

横浜中華街の中の小龍包で比較的気に入っているのは3店舗ほどある。今回はそれらについてちょっと書いてみる。値段は食べた当時のものを書いているが、ちかごろ小麦粉の値段があがっているのでどの店も値上がりしているかもしれない。

まずは、「新錦江」。今は改装して「杜記別館」という名前になっている。確か2003年頃に何かの大会で賞をとった点心師が作っているという触れ込みで売り出したのが最初だったと思う。5個入りで600円と比較的リーズナブルな品であった。皮はもっちり系で極薄というほどまでは薄くしていない。蒸籠には金属製の下敷きが置いてあって皮がくっついて破れないようになっているのだが、金属製だと蒸気が逃げにくいのか、ちょっと水分多めに蒸し上がるようだ。

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次が「北京飯店」。全般的に値付けが高めのお店だが、小龍包がおいしいお店としてよく聞く店である。8個入りで1500円。ちょっとつまむには厳しいお値段である。

その高い小龍包だが、みなとみらい線が開通した時、お祝いで一時的に格安で提供されたことがある。内容同じで980円。こういうチャンスは滅多にないので即座に入店したのは言うまでもない。

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蒸籠には白菜が敷いてあって、適度に水分が抜けてほどよい蒸し上がり。皮は新錦江と比べてずっと薄い。さすがにおいしかったが、正規の値段ではなかなか食べられないな、と思った。ちなみにもっと個数の少ないポーションでも提供可能らしい。

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最後に「上海豫園」。ここは2003年の夏に開業したお店だ。ここもなんとか大会で優勝したという朱さんという点心師が作っている。

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蒸籠の下には蒸気を通すシートが敷いてあって、ベタベタになったり皮がくっついて破れないようになっている。ここの小龍包の皮はかなり薄い。よくこれで破れないなあと感心するほど薄く、箸でつまんでみるとその薄い皮の中にスープがタプタプ入っているのが分かる。味は比較的あっさりですぐに食べ終わってしまう。蒸している時間より食べる時間の方が短いかもしれない。

ここの小龍包は開店当時は5個入り500円と格安で、他の店のランチ後にはしごできるくらい気軽に入れたのだが、最近は735円まで値上げしてしまってそういう使い方がしにくくなった。それでも北京飯店よりはまだ割安だし、味も良いので、味と値段を勘案するとここの小龍包がベストだと私は思っている。

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上海豫園の良いところは、大会で優勝したという当人が包んでいるところをちゃんとガラス窓越しに確認できることだ。ここの朱さんは開店当時からずっと店のガラス窓の中で点心を包んでいて、それを私は何年も見ている。最近では包む人が少し増えたので、時々姿が見えなくなったり、「上海豫園別館」の方で包んでいたりするようだが。私は彼女が中で包んでいるのを確認してから店に入ることが多い。

近頃中華街ではチャンピオン商法が花盛りだ。しかし、ほんとに本人が厨房にいて鍋を振ったり指揮をしているのか疑問になるような品が出てくるとか、チャンピオンがその店に来る前後や、チャンピオンが差し替えになった前後で店が出してくる物に差が無かったりというケースを見かける。海外有名どころからの招聘を売りにしている店についても、中華街の外の食堂にも劣る物を出してくるところがあったり、最初は複数人が来ていて良い出来だったのに、いつのまにかキーマンが消えて残りの人だと味がぶれまくりとか、なかなかその名に相応しいものを見かけない。

そういう中では上海豫園は比較的良心的だと思う。このまままっとうに商売を続けて欲しいな、と思うのだった。これ以上の値上げはそろそろ厳しいけど。あと、包む人が増えてきたせいか、まれに皮が妙に薄くて破けやすいとか、逆に厚くてもっさりするとかいう物が混じることがあるので、その辺のチェックと後進の指導を頑張って欲しいとも思う。

あとはおまけ。川崎に行った時、南翔饅頭店で食べた小龍包。蒸籠ご飯とマンゴプリンとのセットで小龍包は6つ入り。1400円だった。味は上海豫園に近いかな、という感じだった。

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