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2008年6月26日 (木)

煙害

酔華さんのところの記事でほんとにお気の毒なお話が出ていたが、食事の際に近くのテーブルで喫煙されるとほんとにこたえるのだ。記事にコメントを入れようかな、と思ったのだが、話が長くなってしまいそうなのでこちらに書くことにする。

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例えば、あなたが何かおいしい物を食べようとお店に入って料理を注文したとする。しばらくして、料理が出てくる。そこに近所のテーブルの人があなたの料理の皿に味噌汁をざぁっとぶちまけて料理を台無しにしてくれたら、あなたはどう思うだろう?毒を盛られたわけじゃなし、別に食べられるのだからたいしたことない、とそのまま気にせず箸を進めるだろうか。通常、これはケンカを売られているのか、頭のおかしい人に出会ってしまったのではないかと思うのではないだろうか。気の短い人だったら、そんなことされたら「なにすんだ、このヤロウ!」とばかりに殴りかかったりするのではなかろうか。

人が食事をしているところで喫煙する人は、この他人の皿に味噌汁をぶちまけるに等しいことをやっているわけだ。私はこういうのははっきり言って頭のおかしい人の所業だと思うのだが、こと喫煙となるとこれまでなぜか許容されてきたわけで、実に不可思議に思っている。

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折良く、神奈川県では「公共的施設における禁煙条例(仮称)」というのが検討されている。対象には飲食店も含まれるようなので、こういうのが通れば少なくとも外食時に不本意に煙を吸わされることは無くなるだろう。私としては全面的に賛成したい。ただ、神奈川県ではJTが組織票を使ってつぶしにかかった例もあったりするわけで、その辺の警戒は必要である。ちなみに私はJTの製品は食品等であっても極力買わないようにしている。

ただ、上の条例案も実は穴があって、対象が主に「屋内」なのだ。私としては路上のような公共の場所も全部含めて禁煙条例を制定して欲しいと思う。毎朝仕事にでかける際に、いったい何人の路上喫煙者に出会うことか。自転車に乗っている時に前方の自転車で喫煙していて、煙や灰を延々と浴びせかけられたことが何度あったことか。前を行く喫煙者は気持ちよさそうに煙草を吸って、いらない煙や灰を全部後ろに追いやっているわけだが、その後ろにいる人の迷惑なんて全然考えていないだろう。路上喫煙は非合法化してかまわないと思う。

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個人的にはここまでやってしまえば、と思う。まず、タバコ自体は非合法化とまではいかないものの、宅内および特に許認可を受けた場所以外の喫煙を禁止。許認可を受ける場所は、外部から隔離され、煙浄化装置も備えた上で、許認可を得た旨の表示が入口にあること。四半期に1回査察を入れて、周囲の有害物質濃度が一定値を上回った場合に許認可を取り消す。路上および公共の場所における喫煙は銃刀法並の厳しさで取り締まる。煙草の値段は1本100円計算で1箱2000円。税収アップ分の半分は禁煙のための周囲から隔離した治療施設建設(北方四島あたり?)および運営費にあてる。公共の場所における喫煙に対する科料は初回2000円、2回目2万円、3回目20万円、4回目で前科もつけて治療施設へ収容。1年程度の禁煙プログラム終了まで社会復帰を認めない。ポイ捨てについては初回から施設へ。短期在留者に関しては、施設行きとならない代わりに在留資格の取り消し、3年以内の再入国禁止。健康保険は喫煙者と非喫煙者を分離、もしくは喫煙者を全額自費負担とし、禁煙した場合も5年は復帰を認めない。

なんてね。むちゃくちゃ言っていると思われるだろうが、毎日吸いたくもない煙を無理矢理吸わされている身ともなれば、これくらい考えたくもなるものだ。路上喫煙している人は後ろからこういう思いを持って見つめられているかもしれないことをよ~く考えてみた方がいいんじゃないかな。自制できないでいると、そのうちどれかの施策がほんとに実現されちゃうかもしれない。それくらい迷惑に思われているということだ。

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コメント

酒を呑みながらの一服は本当に美味しかったですよ。酒とタバコ、こんなに相性のいいものはないでしょうね。
若い頃よく通ったスナックでは、お客の9割が喫煙者でした。いつも店内はモウモウ状態。隣の非喫煙者にとっては、服はヤニ臭くなるし、灰は飛んでくるし、受動喫煙はさせられるし、灰皿に置いたままのタバコから立ち上る煙で目が痛くなるし、最悪だったと思います。
私は非喫煙者に迷惑をかけないよう、横を向いて煙を吐き出していました。でも、そんなことしても狭いスナックでは意味がなかった。
しかし禁煙して15年、あの頃の非喫煙者の気持ちが痛いほど分かります。実感できます。

本須さんが後段に書かれた理想の姿、いいですね。こうなってほしいものです。

投稿: 酔華 | 2008年6月26日 (木) 06時14分

日本肺癌学会をはじめとする9学会で出した「禁煙ガイドライン」の序文では、

>喫煙は「喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)」という全身疾患である、

旨書かれています。そう言う症状を引き起こす薬物と、脳内を麻痺させるお酒との取り合わせは、確かに依存性患者にとっては快適この上ないことでしょう。


後段に書いたような世の中は書いていて少々極端かな、とも思いましたが、ほぼ確実にこういう方向に世の中が動いていると思います。あとは早いか遅いかだけです。食卓や路上で喫煙して人に迷惑をかける人がいる分だけ時期が早まるだけなのだと思います。要するに自分で自分のクビを締めているわけです。

この手の動きは一度動き出すと行き過ぎまで行くことがよくあります。割と早い時期に(10年くらいのスパンで)全面非合法化というのも意外にあるのではないかと見ています。

(参考)日本肺癌学会
http://www.haigan.gr.jp/osirase.html

投稿: 本須 | 2008年6月26日 (木) 07時30分

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