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2008年9月15日 (月)

マゼメンスキーとヒヤメンスキー(1)

夏になると旧来の友人(脳内)であるところのマゼメンスキー氏とヒヤメンスキー氏が騒ぎ出す。「混ぜ麺が食いたい」「冷や麺が食いたい」と言うのである。そんなわけで夏の外食行動はいきおい冷やし中華関連に流されて行くのであった。

というわけで、今回は混ぜ麺と冷やし麺の特集である。

とりあえず、ここ数シーズンで食べた主要なものをピックアップしてみたのだが、それでもかなりの分量になってしまった。少しでも収拾がつくように、いくつかの系列に分けて紹介してゆく。記事自体も3回くらいに分ける予定。

・冷やし中華系
・冷やし麺系
・微温系
・ラーメン系

「冷やし中華系」はほぼよくある冷やし中華に近いもの。「冷やし麺系」は冷やし中華とはちょっと具材や味付けが違うものの麺が冷えているタイプ。「微温系」はいわゆる「拌麺」とか「ロウ麺」とかいうやつで、麺をあまり冷やしていないタイプ。「ラーメン系」はラーメンをそのまま冷やしたようなタイプである。とはいえ、実際食べてみるとこれらの間の差はかなり微妙だったりするので、結構適当に分類している点はご了承願いたい。あと、掲載している価格は食べた時のものなので、近頃は小麦価格の暴騰のせいで値段が上がっている可能性が高いことに注意が必要である。

(冷やし中華系)
まずは見た目から冷やし中華だとわかりやすい方から。「新福記」のランチで食べた冷やし中華、630円。具材は叉焼、蒸し鶏、きゅうり、卵というシンプルな構成。タレも酸味のあるよくある冷やし中華の形態である。麺もきちんと締まって歯ごたえも残っておりおいしかった。

2007_0810____630

「宝福楼」の冷やし麺。セットで790円。ミニサラダ、杏仁豆腐、焼売2個がついたセットでこの価格はがんばっている。具はキュウリ、蒸し鶏、卵。タレは酸味のある冷やし中華タイプなのだが、蒸し鶏の上からバンバンジーソースがかかっている点が少々異なる。

2008_0803____790

「山東」の冷やし中華。小麦暴騰前の2007年に食べたのだが、なんと1050円。具はきゅうり、クラゲ、蒸し鶏、しいたけ、ハム、卵。例によって接客がかなりおざなりな店なのだが、これだけの値段にしては盛りつけもかなりおざなりだ。味の方はごくごく普通。700円くらいなら分かるが、1050円は無いだろうという品だった。

2007_0825___1050

「桃花」の特製冷やし麺。1050円。タレは胡麻と醤油の中から選択できて、この時は醤油味を選択した。具はキュウリ、しいたけ、蒸し鶏、卵、叉焼、クラゲ。高いだけあって、錦糸卵が一応それらしき細さで盛られている。これくらいのものが出てきてようやく1000円越えてもなんとか、という気になる。それでも麺類で1000円というのはかなりきつい部類ではあるのだけど。ここは元々高めの店だし。

2007_0804___1050

対局にあるのが「江南」の冷やし中華。630円。具はキュウリ、卵、煮豚、紅生姜。麺もたっぷり、タレもたっぷり、具もどっかり。おばあちゃん家に遊びに行って、お昼ご飯に出してもらった冷やし中華の風情である。味はいたって普通の冷やし中華。これは何も考えずにかき混ぜてわしわし食べるのが正解。それにしても小麦暴騰後の2008年に食べたものなのだが、コストパフォーマンス良すぎである。

2008_0815___630

少々変わり種の「錦臨門」の「黒々冷麺」、800円。具はトマト、卵、レタス、叉焼、鶏肉。具材の多くは角切り状態で麺に乗っている。これに付属の黒酢風味のタレをかけて食べる。麺はひじきを練り込んであるようで、浅黒い。味の方はというとちょっと企画倒れかなという感じ。練り込んであるもののせいか、麺がボソボソなのが気になった。これは見かけにこだわらずに普通の麺にした方がおいしいと思う。具の方は鶏肉がただの蒸し鶏でなくて、ニンニク風味がついていた点が妙においしく感じられた。

2008_0628____800

桃源邨の冷やし麺、890円。蒸し鶏を乗せたバージョン。具はモヤシとキュウリと鶏肉で非常にシンプル。冷やし中華のタレの他に鶏肉の上からごまだれがかかっている。鶏肉はおおぶりで柔らかくて非常においしい。特筆すべきはモヤシで、手作業でヒゲが全部取り除かれているという恐ろしく手のかかった丁寧な作り。中華街の冷やし中華の中ではトップクラスだと思う。

2007_0908____890

中華街からちょっと離れて「味香園」の冷やし中華、850円。具はキュウリ、煮豚、ハム、蒸し鶏、海老。卵は確か無かったと思う。ピリ辛のタレがついてきて、それをかけて食べる。写真はタレをかけた後のものだ。ピリ辛のタレがおいしくて、麺によくからませて食べると実にうまい。

2008_0429____850

かなり古い画像だが、すでに閉店してしまった「菊華」のフルーツトマトと地鶏の冷やし麺。デザートとセットで確か1050円。味はパスタ料理のような感じで、中華っぽくなかったという記憶がある。素材に相当気を遣った店だったようだが、時代の先を行きすぎたお店だった気がする。

2002_0809___1050

おまけ。ぽんすか飯店の冷やし中華(非売品)。具はキュウリ、トマト、卵、同發で買ってきた叉焼。具材を余らせるのがイヤだったので全部乗せたら麺が全く見えなくなった。原価のほとんどが叉焼代という恐ろしくバランスの悪い品。味は悪くなかった(自画自賛)。

2006_0723__

次の記事は冷やし麺系の予定。

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コメント

冷やし中華系の分類は難しいですよね。
見た目、使われている具材、タレの種類などを勘案していくと、もう訳が分からなくなります。

1000円を超える普通の冷やし中華とは、いかがなものかと私も思います。
その点で、「江南」の冷やしは最高ですね。
好きですよ、ここの。

それから「桃源邨」の蒸し鶏入り上海冷麺。
とにかくウマイ。
先日は、出入りの飲料業者がモヤシのヒゲをとる作業をこなしていました。

伝説の店「菊華」。
ここのランチ、冷やし中華、みんな良かったなあ。
ランチに付くデザートがブリュレだったりして、ものすごく変わっていた。
冷やし中華なんてパスタの世界でしたね。
確かに、世に出るのが早すぎたのかもしれません。

なかなか良いシリーズですね。懐かしく拝見させてもらいます。

投稿: 酔華 | 2008年9月17日 (水) 08時21分

冷やし中華はやっぱり1000円を切って欲しいと私も思います。
ごちそう感覚で食べるものじゃないですからね。

「桃源邨」では飲料業者もモヤシのヒゲ取りを手伝ってるんですか。
納品遅れた罰ゲームだったりして。

「菊華」はちょっと時代の先端をいきすぎましたね。
食の安全性とか気になるようになってきた昨今だったらまた
違った展開があったと思います。

投稿: 本須 | 2008年9月17日 (水) 19時16分

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