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2008年11月 2日 (日)

小皿の時代?

どうも最近中華街では小ポーションで料理を供する店が増えてきている気がする。

最初に「小皿」が看板に出てきたのは「客満堂」だったかと思う。立地が中華街の端の方なので、なるほどこうやって立地の悪さを克服するのか、と思って見ていた。

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小皿料理は基本的におつまみ程度の品が多く、「客満堂」の品が全部安い小皿ということはないのだが、確かに安い物は結構安い。知り合いと軽く一杯ひっかけておつまみ程度があれば良いという向きに訴求するスタイルだと思う。ちなみに一品料理の方はこんなに安くないが、それなりに安めだった覚えがある。

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そして、「興華楼」。こちらは通常メニューとは別に、このボードに書かれている品が380円になっている。このお店も中華街の端の方にあるお店で、「客満堂」と似たような戦略を採用しているようだ。ただ、こちらは主菜に近い物も含めている点が異なる。

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実は中華街大通りの方でも「均昌閣」では前からこんな看板を出していた。こちらはどちらかというと、既存メニューでも小ポーションが選択できますよ、というスタンスだ。値段がとんでもなく安くなるというわけではない。しかし、少人数で食べる際にはこういうのがあると、品数を増やせるのでこれはこれでうれしい。

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「京華樓」および「京華樓」も最近ハーフメニューを出してきている。少人数の時に注文しにくい一品料理はハーフサイズになるとかなり敷居が低くなる。また、四川料理で激辛だと、どっかり一皿出てくるよりはちょっと試せるハーフサイズがあった方が食べる方としては安心だろう。

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という中、また小皿料理店が現れた。リニューアルでしばらくお休み中だった「大福林」である。

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ここの場合、メニューのほんの一部が380円の小皿なのではなく、ほんとに全品小皿料理のようである。すごく思い切ったことをしている。これにはちょっと驚いた。たぶん向かいの食べ放題の店を意識してのことだろう。

この価格だと、2人で入って前菜2品、主菜3品、スープ1品、麺飯2品、デザート2品としても1人2000円切る。1人で入って、主菜1品、麺飯1品で760円、1品足すと1140円というところか。料理の内容次第だが、悪くない値付けかなと思う。小皿にした分、注文数が激増するので厨房は結構大変だと思うが。見た感じ、お客さんは結構入っていたようだった。

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あとは、ここの平日ランチがどうなるかがちょっと心配。香港路のランチの中では評判の良い方だったと思うのだが、今後どうなるのだろう?この辺は平日担当の方のレポートを注視したいところだ。

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街ネタ」カテゴリの記事

コメント

確かに中華のヨロコビは大皿で始めて発揮されるものかもしれないけれど、現実的に一人二人で中華街を訪れる人にはありがたいものではあります。

桃源邨にもハーフがありますよね。

それにしても、客単価が落ちてきているのでしょうか。
そのツケは長い目で見るとお客に来るので、ちょっと心配ですが・・・。

投稿: アリーマ | 2008年11月 2日 (日) 22時46分

客単価は確実に落ちてきていると思いますよ。

原因はいろいろあると思いますが、

・肉まんなどの店頭売りのために一品料理を食べるために店に入る人が減った。
・店頭の客引きが一生懸命すぎて、かえって客が入りにくくなっている。
・マスメディアに出た特徴ある麺飯類だけに客が流れて単価が落ちる。そういう店は需要が大幅に変動するので店の体力も実力も落ちる。
・店舗数が増えすぎて過当競争気味。
・系列店が増加して、店舗数ほどには実は選択肢がない。ネタがかぶりすぎ。

などなど。この辺は一度きちんと考えてみたいと思っています。

投稿: 本須 | 2008年11月 3日 (月) 00時42分

小皿料理の元祖は中山路の「揚州茶楼」だと思います。
380円クラスまで小さくはありませんが、
少人数で多種類食べるには手ごろなサイズで、お値段も低めに設定されていました。
(最近は行っていないので不明)

かつての中華街では、客単価7000円とも8000円とも言われていましたが、
最近はガタ落ちですね。
(中華街発展会の重鎮も証言しています)

いちばんの原因は、この街がテーマパーク化してしまったことではないでしょうか。
肉まん1個を食べ歩きしながら、
街のあの雰囲気を楽しむだけの若い人たちが多くなりました。
そのあとは手相を見てもらい、元町やMM21へ流れるのでしょうかね。

マスメディアに出た料理だけしか興味がなく、
しかし、その店に行ってみれば長蛇の列。
やむなく他の店に入ってみようかなんて考えても、何処に入ればいいのか分からない。
よく分からないから、そば一杯で帰る。
そんな風に思えて仕方ないです。

投稿: 酔華 | 2008年11月 3日 (月) 07時06分

確かに「揚州茶樓」は小ポーションの料理を出していた記憶があります。
私も最近行っていないですけど。

客単価については、年に1回程度行くか行かないかという状況で、
大家族で連れ立って行って、中華街でないと食べられないような、
滅多に食べられないものを大枚はたいて食べる、というような
シチュエーションじゃないと8000円なんて実現しないと思います。

街中華もレベルが上がってますから、特に首都圏では中華街でないと
食べられないという品はまずありませんし、大家族は崩壊していますし、
交通機関が発達していますから、昔みたいに気合いを入れて来る
必要もありません。昔の客単価を維持していた理由が全部消えている
のですから、客単価が維持されるわけもありません。

「テーマパーク化(昔は観光地化と言っていた)」という言葉はとても
便利なのですが、そういう言葉に原因を押し込めちゃっていいのかな、
という気もしています。

そうそう、もう1つ重要なことがありました。
1993年くらいからだと思いますが、一般の人の景気はずーっと悪いです。
余力が無ければ大枚はたいて食事するなんてことはあり得ません。

投稿: 本須 | 2008年11月 3日 (月) 08時33分

古い記事にコメントし申し訳ありません。
とても気になったものですから、、。

中華街が、秋葉原のようにならぬよう祈るばかりです。

食に関しては本須さんや酔華さんのおっしゃる通り。
そして街の雰囲気。
まだ本牧にベースのあったあの頃は、中華街も本当に異国のように感じていました。
それは私が外の世界をしらぬ未熟な年齢だったからなのもありますが、それでもドキドキとワクワクとする街でした。

今は横浜も東京も、きっと世界中の都市がグローバル化のミクスチャーにより似たり寄ったりな多様的な街の景色になり、ローカル色に驚き異国を感じるという事が少ないのではと思います。

中華街は本国より本国らしく、お祭りなどの行事を大切にして、異国感を保って所です。

それにしても、皆さん、この街がお好きなのですね。
不思議な惹かれる街です。

投稿: ふ゛り | 2008年12月 7日 (日) 08時57分

中華街は見ていて飽きません。
かなり狭い地域に200以上のレストランが集まって
熾烈な競争を繰り広げていますが、
同時に、横浜中華街というブランドを維持するための活動も
共同で行っています。
完全に商業地域かというとそうでもなく、
その地域に住んでいる人の気配も感じられます。

じっと観察しているととてもおもしろい街だと思います。
近頃は肉まん立ち食いと食べ放題、栗売り、占いで
少々つまらなくなってきてますけどね。

そういや、久しぶりに中華街に来た知人に街を案内したら、
「なんか、秋葉原の後を追っているみたいだね」と言われました。
返す言葉がありませんでした。

投稿: 本須 | 2008年12月 7日 (日) 18時44分

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