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2008年12月13日 (土)

老舗の威力

中華街を歩いていて、ふと華正樓売店に足が向いた。久しぶりに何か買っていこうか。

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お菓子類は主要なものは大体食べてしまっているので、何にするか結構迷う。ふと、レジの方を見ると四角い箱が大量に積んである。値段を見てちょっとひるんだが、えい、買ってしまえ。

というわけで買ってしまった、焼売10個入り。お値段は1470円。その辺のスーパーで売っている冷食の焼売が15個で150円くらいだから、それから比べるとまるで天上界の食べ物である。

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包装紙を開くと、こんな箱が入っている。

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箱の表面には食べ方が書いてあるようだ。

「セイロ又は御飯蒸器で蒸気が上ってから入れて十五分位ふかし温い内に召し上がり下さい。」と書かれている。

そしてさらに重要なお言葉が。

『電子レンジの御使用は大変風味をそこないます。』

ここ、きわめて重要。次の試験にきっと出る。

他の店で肉まんなんかについてくる紙に電子レンジでチンして食べるように書かれている部分があったりして、見るたびにおかしいと思っているのだが、電子レンジでチンははっきり言っておいしくないと思う。すぐ皮が固くなるし。少々水分を足してチンしたとしても、蒸した味には全くかなわない。元々たいしたことない品だったらそんな食べ方でもいいのかもしれないが、それなりに作られた品だったら断然蒸して食べるべきである。

というわけで、この箱に書かれていることは実に正しい。この重要な事実を箱に記してきっぱり言い切るこの姿に私は清々しささえ感じたのだった。重要なのでもう一度。

『電子レンジの御使用は大変風味をそこないます。』

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さて、箱を開けてみる。

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箱にぎっちりと実に肉々しい物体がおさまっていた。お肉様降臨というくらいの迫力である。

さっそく蒸籠に収め奉って、15分。蒸籠を開けてみると、脂でテカテカに光る物体が現れた。蒸し上がったものを見てみても、皮はほんとに少なくて、ほとんど具という代物である。

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早速食べてみる。肉はジューシー、いろんな旨みが混じっている。原材料を見ると、貝柱だけでなくて蟹も入っている模様。ところどころにわずかに見える赤い物がそれだろう。味付けはしっかりしていて、醤油などをつけなくてもこのまま十分いける。粉辛子がついてくるので、練ってつけて食べるのも良い。

味は醤油味ベースで多分砂糖由来だと思うが甘み多め。昔ながらの中国料理という感じの味わいである。今風の味付けではないが、これまで食べたことのある焼売の中ではトップクラスだと思う。

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確かに値段が結構する品なのだが、それだけの価値はあったと思う。チャンピオンがどうとか、金メダルがどうとか、特級なんとかがどうとかいうのを買うくらいなら、私はこちらを選択する。値段が値段なのであんまり頻繁に買うものでもないかと思うが、少々の贅沢をしたい時とか、肉がとっても恋しい時などにお勧めである。ただし、蒸籠や蒸器が無い場合はこの際一緒に買ってしまうこと。

それにしても老舗はやっぱりあなどれんな、と思った。伊達に長く続いているわけじゃなさそうだ。

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コメント

うむぅ、美味しそうですね。
焼売というと、関帝廟通りのお店が有名ですが、もう何年も食べていません。
はて、どんな味だったか記憶を辿ろうと検索すると、当然のように例の親分のサイトが一番上に(笑。

饅頭をチンは最悪ですね。
肉汁は流れ出てしまうわ、皮は乾くは。
シュウマイをラップで、はまだマシですが、それでも皮がモチっとしませんものね。

つくづく、美味しいものに近道は無いと感じます。

投稿: ふ゛り | 2008年12月13日 (土) 20時57分

関帝廟通りのお店は私もここ数年食べてないですね。

どうも、おいしさというのは一手間の差のように思えてきました。
作る人の才能とか、高級な食材というのはそれほど関係なくて、
どれだけきちんと手順を踏んで、手間をかけるかというのが
重要な気がします。

投稿: 本須 | 2008年12月14日 (日) 00時37分

我家には蒸し器やセイロがないので、
鍋で代用しています。
幅の広い鍋にヒタヒタの水を入れ、
そこに幅広の皿を伏せて置きます。
皿の底にシュウマイや肉まんを載せ、
ふたをして蒸かしています。
これでも、結構、代用品として使えますね。

投稿: 酔華 | 2008年12月14日 (日) 07時12分

その手もありますね。

でも、やってみたら結構大変だったので結局蒸籠を買うのが一番楽かな、と思ってます。

・水を多く張れないので空焚きが怖くて長時間強火で蒸せない。
・皿の底は面積が無いのであまり食材を並べられない。
・皿の内側に入った空気の浮力で皿が安定しにくい。
・皿が安定しないので、沸騰した水でガタガタ揺れて結構うるさい。
・皿の高さが無いと沸騰した水の飛沫が食材にかかってべたべたになりやすい。

というわけで、この代用法は短時間で少量食材を蒸す時限定かな、と思ってます。

投稿: 本須 | 2008年12月14日 (日) 08時55分

そうなんです、そのどれもが当たっています。
ガタガタするし、お湯は跳ねるし…
肉まんなんか1個蒸すのが精一杯ですね。


やっぱり蒸籠を使うのが正解のようです。
ところで「小島食器」はどうしているのかなぁ。

投稿: 酔華 | 2008年12月14日 (日) 12時43分

そういえば、最近は小島食器の細道の方に行ってませんでした。
相変わらず景徳鎮の脇に案内の看板が出ているので
いつも通り営業しているのではないでしょうか。

投稿: 本須 | 2008年12月14日 (日) 14時12分

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