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2009年5月17日 (日)

麒麟閣の一品料理

先だって、香港路と中山路をつなぐ細い通りに「麒麟閣」という小さなお店ができた。

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「麒麟閣」ができたこの場所は、向かいが「好好亭」系列の「龍華樓」、隣が「新福記本館」、さらに香港路からの入口は「梅蘭新館」の行列が塞いでいるという、なかなか難易度の高い立地である。

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ランチなども競争が激しいので、結構お得な値付けで出してきている。これらランチについてはあちこちのブログでもレポートが見られるので、今回は省略。

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ランチメニューでは特色がそれほど見えないのだが、一品料理の方には実は結構おもしろそうな料理が混じっていたりする。今回はその辺をいくつか食べてみたので、紹介してみたい。

まずは、「水煮牛肉」、1280円。ほとんど家族経営と見られるこのようなお店で、どのような品が出てくるのかと思っていたら、予想以上にしっかりした風体の品が出てきた。

スプーンやフォークの大きさと比べてもらいたいのだが、かなりの分量。一番底が野菜類になっているのは他の店の品と同じである。で、その上に肉がたっぷり、その上から香辛料が真っ黒になるほど乗っている。

味の方は見た目ほどきつくない。個人的には麻も辣ももっときつい方が好みなのだが、このような店でそんなものをいきなり出したら他のお客さんは驚いてしまうだろうから、これくらいが丁度良いのかもしれない。ビールなんか飲みながらつまんだらいい感じだと思う。

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他の店ではあまり見かけない品として「魚麺のさっぱり炒め」、980円。一見単なる炒め物に見えるのだが、よく見ると、白い麺のようなものが変わっている。

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魚の白身を練り物にして、それを麺状にしたものを野菜と炒めている。食感としてはかまぼこっぽい感じだ。よくよく見ると、魚麺に魚の皮が混じっているのが見えて、ああたしかに魚麺だなぁと実感できる。

味付けは名前通りかなりさっぱり。炒め物ではあるが、前菜代わりに良さそうな品だった。

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最近中華街に出店するお店でよく見かけるのが、四川・福建が微妙に混じっているタイプ。このお店もその例に漏れず、福建料理がしっかり混じっている。福満園あたりが出し始めてからいろんな店が出すようになって、今となっては結構あちこちで食べられる料理だが、「さつまいも皮の団子のスープ」、900円。

さすがにこれはすごく手間がかかるので、出てくるのにも時間がかかる。団子は5つ入り。はっきり言って一人でこれを食べるとお腹パンパンである。

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団子の中身は、豚肉、キャベツ、海苔、干し海老くらい。多分牡蠣を常備していなかったので、干し海老で代用したのだと思われる。サツマイモで作った皮はほんのり甘い。そしてたっぷりの海苔で磯の香りがする。多分これを注文した人はまだほとんどいないと思われ、団子作りも少々手慣れていない感があったが、おいしかった。

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スープの方は福建独特の香りは弱め。この料理でも一般向けの配慮をしているのだと思う。たっぷり風味を付けて欲しい人はそういえばきっと対応してくれるものと思う。スープには大量に貝柱が入っていた。

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とまあ、ランチメニューの傾向からはちょっと想像つかない一品料理が混じっていて、なかなかおもしろそうなお店だと思う。注文する人はそれほど多くはないと思うが、こういう料理はこっそりメニューに残しておいて欲しいな、と思うのだった。

【おまけ】
福建独自の香りのする調味料だが、開港道にある八百屋さんで売っているのを発見。右下にあるのが多分それである。1本200円なので結構手頃な値段だ。あの香りが好きな方は買って自宅で試してみてはいかがだろうか。入れすぎて台所中があの香りで充ち満ちてしまっても当方は一切関知しないが。

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コメント

この界隈、おっしゃるように普通のメニューのランチの割りに値段・量・味のバランスが良いようで、方々の方が定期的に行っていらっしゃるようですが、小姐さんの客引きのためにメニューや値段をゆっくり見比べられず、足早に通り抜けて角の杜記(別)に行ってしまうという事が多いです。

水煮とさつまいもは美味しそうですね。

投稿: ふ゛り | 2009年5月17日 (日) 14時11分

★ぶりさん

確かにあの辺は店の人が店頭に出ていて、客引きをしているので、
ランチメニューをゆっくり眺めて比べられない雰囲気がありますよね。

私もいたたまれなくて、急いで通り過ぎてしまい、
結局別店舗に入ってしまうということがよくあります。

客引きでかえって客を逃すのはもったいことだと思うんですけどね。

投稿: 本須 | 2009年5月17日 (日) 21時26分

私も同じ感想です。
客引きが客を逃しているということがあるのですよね。
じっくり見定める気持ちにならなくなってしまうのです。

ところで麒麟閣の一品料理は面白そうですね。
「魚麺のさっぱり炒め」、こんなのがあるんですねぇ。
「さつまいも皮の団子のスープ」、これも美味しそう。

投稿: 酔華 | 2009年5月18日 (月) 06時38分

★酔華さん

基本的に中華街の客引きはあまり上手でないと思ってます。

入ろうかな、やめようかな、と迷っている人を一押しするなら分かるのですが、
近づいただけで、即店から人が飛び出てくるようだと客は逃げちゃいますよね。

あと、入口を塞いで立っているのもよろしくないです、
客側からすると、入店を拒否されているように見えます。

投稿: 本須 | 2009年5月18日 (月) 21時47分

客引きのオネエさんはホントにすごぃですよね(@Д@;
私も、視線をビシバシ感じながら看板をみています。

文字がちょっと見にくいが故、がっつり見たのにも関わらず、今日はなぃかなぁ…とぃうメニューだと確かに気まずいです(;;;´Д`)ゝ

なんとなぁ…くの笑顔で通り抜けてます(。>0<。)

投稿: ぶるねこ | 2009年5月19日 (火) 17時35分

★ぶるねこさん

オネエさんの視線、気になりますよね。
メニューを見て、やっぱり他にしようかな、と立ち去るときの
視線の痛いことと言ったら・・・。

私もなんとなぁ…くの笑顔を身につけたいところです。

投稿: 本須 | 2009年5月19日 (火) 23時14分

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