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2009年12月23日 (水)

赤い幻?

以前は中華街でよく見かけていたのに、最近全然見かけなくなってしまい、もう売ってないのだろうか、という品がたまにある。

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そういう無くなってしまったような品については頭の片隅に置きながら注意して中華街を徘徊したりしているのであるが、先だってそのうち1つを発見した。

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紅糟」である。主に福建系の炒め物で時々使われるもので、他には叉焼の色づけとか油淋鶏にも使われることがあるようだ。今回見つけたお店では1個150円となかなか手頃なお値段で売っていたのでつい1つ買ってしまった。

この品、「梅塔糯米糟」という名前で売っており、メーカーは「老山精食品有限公司」。

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アルミパックで封止されており、中身は75g。輸入会社は「東永商事株式会社」という横浜市内の会社のようだ。

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で、以前こちらのブログで読んだ記事(2009/9/18付)では、この製造元のメーカーはすでに無くなっているというような話だった。その部分を引用すると、以下の通り。

ところが、今まで私が使っていた75gの紅糟の小袋入りを製造していた中国の会社はつぶれてしまったそうで、1kgの瓶入りしかないというのです。

75g入りというところからして今回入手したこの品の会社のことではないかと思われるのだが、それではなぜこの品が今になって出てきたのだろう?今回入手した品の製造年月日は2009/6/7であり、件の記事は9/18のものなのでその間3ヶ月のうちにメーカーが無くなってしまったということなのだろうか。今回はどこかのデッドストック品がたまたま流れてきただけで、実は結構稀少品だったのだろうか。だったらこの際、10個くらいまとめて買い占めておけばよかった。

ただ、不思議なのは、このメーカーのホームページを探すとちゃんとここにあるのだ。無くなってしまった企業のページがいつまでも放置されているというのも妙だし、この企業の説明を見るに、2009年の福建の中核企業として表彰されている気配がある。そういう企業があっという間に消えてしまうものだろうか。この企業がつぶれてしまったか否かという話はもう少し裏を取らないといけないようだ。

では、輸入会社の方はどうかというと、ホームページのサイトはあるものの、こちらはメンテナンス中で止まっている。なので、入荷しなくなったのはここが原因かとも思ったのだが、もうちょっと調べてみると「地方銀行フードセレクション2009」という2009/11/26の催しに出店しているので9月の段階で営業が止まっていたということも無さそうである。

というわけで、結局事の真偽はグレーで、まだなんとも言えないという感じだ。この辺はもうちょっと情報が必要である。

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ともあれ、せっかく入手したのでなんか作ろう。

例のアルミパックの中身はこんな感じである。赤色で酒の匂いが強いペースト状のものが入っている。アルミパックに貼り付けられている原材料表示を見てみると、紅糟にもち米と食塩を足してこのようなペースト状にしているようだ。

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今回はとりあえず、豚バラ肉をこれで炒めてみる。このペースト状のままだとちょっと使いにくそうだったので、紹興酒で伸ばして使ってみた。

できあがり。周囲はチンゲン菜で囲んでみた。

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口に入れるとお酒の香りが軽く感じられて、糟の味わいも豚バラの脂身と良く合い、なかなかおいしいおかずとなった。今回チンゲン菜も炒めたのだが、豚バラの脂があるので、こちらは茹でただけで十分だったかもしれない。

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ところでこの品にはお手本がある。相当昔に食べた品なのだが「東林」で宴会をした際に出してもらった物。この時はバラ肉は厚めに切ってあって、脂身の部分が少し食べにくかった。なので、自宅でやるには薄切りバラ肉で十分だと思う。

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それから、肝心の例の品を売っているお店であるが、見つけるのはそんなに難しくないので店名は書かないでおく。興味のある方はちょっと探してみていただきたい。店内を飛び交っている言葉のメインは中国語だが、日本人だと分かるとちゃんと日本語に切り替えてくれるので普通に買い物が可能なお店である。

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コメント

おぉ!!
幻を発掘されましたか!
というか、強烈に興味があるのは私だけかも(笑。

この陳列、、、う~ん、、、
明日巡回します。

投稿: ふ゛り | 2009年12月23日 (水) 21時14分

★ぶりさん

なんとなくお店に立ち寄ったら、
目の前に積んであったので驚きましたよ。


>というか、強烈に興味があるのは私だけかも(笑。

多分そうだろうと思いながら書いてました。

それにしても、メーカーがどうなっているのかについては
いまだ謎なので、なにか良い調査方法がないか思案してます。

投稿: 本須 | 2009年12月23日 (水) 22時44分

陳列台の白い鉄枠・・見覚えがあるんですw


なまじ・・・引っかかるだけに、夜も眠れません・・。

投稿: maruto082 | 2009年12月24日 (木) 17時33分

★maruto082さん

大丈夫ですよ。ぶりさんがそのうちに
戦果報告してくれますよ。

投稿: 本須 | 2009年12月24日 (木) 18時53分

宿題完了。
いやはや。

投稿: ふ゛り | 2009年12月27日 (日) 17時59分

★ぶりさん

お疲れ様でした。
もっと安い店もあったようですね。
とりあえず、しばらくは売り切れそうに
ないことが分かって一安心です。

投稿: 本須 | 2009年12月27日 (日) 23時09分

本須さんの私が見つけた二つのお店の推理も正解です。

でも陳列分だけだとしたらあと幾らもありませんよね。
ゴッドマーさんから10個のオーダーもありましたし(笑。

投稿: ふ゛り | 2009年12月28日 (月) 07時54分

★ぶりさん

開港道の方のお店の前を通りがかったら、
一気に10パックくらい消えていたのですが、
アレはぶりさんのお買い物跡だったのかも。

投稿: 本須 | 2009年12月28日 (月) 20時10分

はい、私です(笑。
お店の方に聞いたら、まだあると言っていました。

投稿: ふ゛り | 2009年12月29日 (火) 15時29分

★ぶりさん

少量輸入では送料がもったいないので、
多分一度大量に輸入されていると思います。
それが無くなるまではしばらく大丈夫そうですね。

あとはその後のロットが入荷しているかどうかなのですが、
今のところ見つけてません。
今のものの賞味期限が切れる6月以降がちょっと心配です。

投稿: 本須 | 2009年12月29日 (火) 16時48分

こんにちは

昔ながらの叉焼を作りたくて、レシピを探していたとき、「紅糟」の存在を知りました。

健康食品やサプリメントで「紅こうじ」「紅糟米」はヒットしますが、「紅糟」そのものは、なかなか売ってませんね…

写真の小袋は、中華街の八百屋と、池袋北口の中華食材店で見つけたのみで、上野アメ横にはありませんでしたよ。

とりあえず、今でも売ってますが、賞味期限がいい加減みたい(笑)

大瓶は、善隣門近くの専門店で発見しました。

ご主人によると、小袋タイプは、混ぜ物が多いそうで、瓶のものが純正だとか。

食紅+ヨーグルトの代わりに、「紅糟」を使ってタンドリーチキンを焼いてみましたが、案外イケましたよ!

投稿: 淡々斎 | 2014年6月22日 (日) 07時57分

★淡々斎さん

はじめまして。

紅糟についてはその後あまり追ってませんが、まだ売っているのですね。
賞味期限は相変わらず大らかなようですが。

瓶のものはさすがに使い切れる気がしないので、
私が使う場合は小袋で精一杯です。

その小袋もまだ1つくらい冷蔵庫の奥底で眠っているかもしれません。

投稿: 本須 | 2014年6月22日 (日) 22時00分

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