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2010年3月14日 (日)

栗売り

中華街ではここしばらく栗売りが増殖中である。

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先の記事で引用したカナロコの記事でも栗売りについては以下のように述べられていた。(再掲)

特に肉まん店が06年の36店からことしは56店、甘(あま)栗(ぐり)店が18店から28店へと急増した

上記記事に書かれていたのは2006年7月時点と2009年6月の時点のお話であるが、私の感覚的にはほんとにそんなに栗売りがあったのだろうかという気がしていた。とはいえ、私はこれまで栗売りにはほとんど興味を向けずに中華街を歩いていたので、実際数えてみないことには何とも言えない。というわけで、この際現時点で存在する栗売りの数を数えてしまうことにした。

現時点の調査自体は中華街をぐるっと巡って数え上げてゆくだけの作業なので、2時間もあれば完了してしまうのだが、せっかくだから今回見つけた売り場がいつ頃からあったのか、いつ頃には無かったのか、裏が取れるだけ取ってみた上で記事の数字の妥当性を検証してみようと考えた。

つまり何をやったかというと、手持ちの画像からその売り場が存在していなかった一番新しい画像を探すことと、その売り場が存在していた一番古い画像を探すことを行い、2006年7月と2009年6月の時点で何店舗存在したかを割り出そうとしたのだ。

もちろん、中華街全店舗の定期観測なんかやっているわけがないので、その売り場が写りこんでいそうな画像を探して見てゆくことになる。これがとんでもない手間だった。なんせ手持ちの中華街画像はざっと2~3万枚ある。馬鹿正直に見ていったら死んでしまうので検索を援用しながら調査を行うのだが、それでもかなり骨の折れる作業だった。トータルで8~10時間ほどかかったような気がする。またつまらぬものに労力をかけてしまった。

で、結果である。2006年7月の時点では12~24店の間2009年6月の時点では28~31店舗の間2010年3月の時点では35店という数字となった。さすがに昔の画像は数が少ないため、その売り場の存在/非存在を確定するのは困難であることが多く、誤差範囲が非常に広い。逆に2009年くらいになると、ほとんどの売り場の状態が確定できて、非常に精度良く割り出すことができた。

私が割り出した結果と、カナロコの記事に出てきた結果を比較すると、割と合っているという感触である。栗売りの数についてはそれほど外していないと思っても良さそうだ。

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【参考資料1】

2010年3月の時点で見つかった栗売り場35ヶ所の一覧は以下の通り。場所の後ろに(1001/1002)というような数字が付いているが、これは少なくとも2010年1月には存在せず、2010年2月には存在したという意味である。「XXXX」となっている部分については、確定できる情報を見つけることができなかったことを示す。

もし欠落部分の情報をお持ちの方がいたらぜひコメントで教えていただきたい。間違いや抜けもあるだろうから、その辺の指摘もいただけるとありがたい。

01:彩園 前 (0911/0911)
02:状元楼 内 (0406/0406)
03:ルナティックドラゴン 内 (0803/0803)
04:華福飯店 内 (0712/0712)
05:萬順行 内 (XXXX/0802)
06:朝陽門 脇 (XXXX/0801)
07:王興記 前 (1001/1002)
08:萬福大飯店 脇 (XXXX/0308)
09:QQ屋台屋 前 (XXXX/0809)
10:蓬莱閣 脇 (XXXX/0710)
11:華泰行 前 (0707/0804)
12:愛群 前 (XXXX/0211)
13:羊次郎 脇 (XXXX/0808)
14:四五六本館 向かい (XXXX/0804)
15:翠香園 向かい (XXXX/0302)
16:新合隆中国食品雑貨 前 (0909/0909)
17:揚記 前 (XXXX/0811)
18:吉兆 内 (XXXX/1003)
19:青葉 向かい (XXXX/1003)
20:揚州飯店本館 前 (0508/1003)
21:金龍飯店大通り 前 (0706/0804)
22:聘珍樓 内 (XXXX/0208)
23:福臨閣 内 (0805/0807)
24:彩香 脇 (0809/0905)
25:四五六別館 脇 (0809/1003)
26:日昇酒家 前 (1001/1001)
27:聘珍茶楼 内 (XXXX/0208)
28:横浜大飯店 内 (XXXX/0208)
29:大珍楼新館 前 (XXXX/0705)
30:華勝楼 脇 (0707/1003)
31:老維新 前 (XXXX/0707)
32:華龍飯店 内 (0911/0911)
33:華陽園 内 (XXXX/0301)
34:茘香尊酒家 脇 (0703/0703)
35:揚州飯店ビル 前 (0910/1003)

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【参考資料2】

こちらは以前存在したが、現時点で存在しない売り場のリストである。こちらの後ろに付いている数字は、(0807/0606)の場合、少なくとも2006年6月には存在したが、2008年7月には無くなっていたことを示す。

X1:満福樓売店 内 (1001/1001)
X2:紫禁城 内 (0807/0606)
X3:崎陽軒 脇 (1001/0803)
X4:鳳城酒家 前 (0905/0211)
X5:鴻昌支店 前 (0905/0308)

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コメント

元々燒き栗は美味しいのに、本須さん同様売り方がアレで無視スルーなので、店舗数はさっぱりで、値段もその実どうなのかさえ知りません。

業務形態もどうなのでしょうね。
店頭で売っているそのお店の売り物の一つなのか、それとも栗売り業者が店と交渉して店頭販売を行っているのか。

聘珍大甘栗だけは、町内員からも美味しいという声も聞きますが、それとそれ以外の違いも記憶がおぼろげです。

一度聘珍と、それ以外の一つだけでも比較してみようかと思ったり思わなかったり。

投稿: ふ゛り | 2010年3月14日 (日) 21時51分

★ぶりさん

栗売りもいろいろあって、売り場を出しているところの
お店自体が関与しているケースもあると思いますが、
多くはお店の軒先を借りているだけだと思います。
売り子さんも多くはやってきては数ヶ月で消えていきますが、
中には長年売り子さんをやっている人がいて、あちこちの
売り場を移り歩いている人もいます。

栗の出所はとある本によると3ヶ所くらいと言われている
ようですね。実際売り場同士で栗の融通をしている現場も
何度か目撃していて、元がつながっている売り場は結構
ありそうな感じでした。焼いた栗を各売り場に配送する
係のような人も見かけます。

>一度聘珍と、それ以外の一つだけでも比較してみようかと
>思ったり思わなかったり。

あら、こんなところに3ヶ所くらいの実データが。w

そのうち気が向いたら書くかもしれません。

投稿: 本須 | 2010年3月14日 (日) 22時55分

西門通りの「中国貿易公司」や、関帝廟通りの「スナック うえだ」跡でも売っていますね。
以前と比べると、ほんとうに多くなりました。
すべての売店の分量と味を調べてみたいものです。

投稿: 酔華 | 2010年3月25日 (木) 22時43分

★酔華さん

「中国貿易公司」で売ってましたか。
あそこの店頭はいろいろ売っているので気づきませんでした。

「スナック うえだ」跡は確かにありましたね。

となると全部で売り場は37ヶ所。
全部の栗を食べて調べるとなると何年もかかってしまいそうですね。

投稿: 本須 | 2010年3月26日 (金) 00時06分

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