変転する店
2007年7月15日に上海路にあった理容店の「大勝パーマ」が閉店した。
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この大勝パーマが入っていた建物は、とても雰囲気が良かったので跡地がどうなるのか注目していたのだが、この建物を取り壊すことなく引き継いで2007年12月に中国料理店の「百八十六番餃子」がオープンした。
この店、紅虎系の店らしく、それらしい見た目キャッチーな内装外装と餃子を中心とした安めの料理で営業を開始した。私も一度食べに行ったことがあったが、中華街のお店としてはちょっとどうかなという、私の好みに合わない印象を受けたので、その後は足が遠のいていた。
それでも時々店の前を通るので様子が見えたりしていたのだが、結構いろいろとやっていたようだ。
2009年3月頃には餃子を100円で供するようなこともやっていた。
そして、2009年4月頃には看板が赤くなってメニューが変わっていた。
四川料理なんかも供するようになったので、この頃もまた一度食べに行ったのだが、正直このお店の人は中華街で出される四川料理を知らずに作っているのではないだろうか、というような印象であった。そしてまた足が遠のく。
2009年5月頃には店頭に食サンプルが出てくるようになり、豚まんを売りにするようになった。
2010年3月になると、今度は担々麺を何種類か出すようになったようだ。この辺は酔華さんのところでもレポートされている。あと下の方につけ麺のメニューなんかも見える。
で、つい最近になって今度は焼き小龍包を名物にし始めたようだ。
とまあ、随分と変動が激しい。いったいこの店はこの先どういう方向に進んでいくのか、この手のチェーン系店舗がこの先中華街の他店舗を相手にどうやって生き残ってゆこうとするのか、大変興味深い。
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ところで、もうちょっと前に気付いているべきだったが、店名が「百八十六番餃子」から「百八十六番」に変わっていたようだ。担々麺を名物にした頃にはポスターの表記が変わっていたので、その頃にはもう変わっていたのだろう(全然気づかなかったが)。よく見ると、お店の正面看板が外れて、縦向きの看板も下の方の「餃子」の文字が無くなっていた。
ただ、際コーポレーションのWebページでは店名はまだ変わっていないようだし、記載メニューに「焼き小龍包」も無いようである。
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コメント
本当だ。
看板がない!
私も気づきませんでした。
でも、何日か前に通ったときにはあったような…
はずしたのは、ごく最近じゃないですかね。
投稿: 酔華 | 2010年5月23日 (日) 18時09分
私なんて萬珍が聘珍と入れ替わっていても気がつかないことでしょう(笑。
でもちょっと暗いこの通り、こういうお店で雰囲気が明るくなるのは歓迎したいところです。
投稿: ふ゛り | 2010年5月23日 (日) 20時04分
大勝パーマ・・ あったあった!ありましたね。 「だいかつ」なのか「タイショウ」なのか、話し合った記憶が・・。w
チェーン店の資本力がないと厳しそうですね。
まあ アンテナショップ的に経費度外視なのかもしれませんが・・。
「新名物」って自分で言っちゃうとこは、いつも「?」で、足がなかなか向きませんw
投稿: maruto082 | 2010年5月24日 (月) 18時03分
★酔華さん
数日前には看板はあったんですか。
この週末くらいにはずしたのかもしれませんね。
★ぶりさん
さすがに萬珍と聘珍が入れ替わっていたら気付くでしょう。
萬珍には竹藪はないでしょうし。
★maruto082さん
チェーン店にとっては中華街に店舗を持っている事実の方が
この店舗自体の売り上げより重要なのかもしれません。
他店舗の宣伝に使えますからね。
アンテナショップだと顧客動向を探るのに相応のデータが
必要ですが、それだけの集客はそれなりに大変かも。
投稿: 本須 | 2010年5月24日 (月) 20時44分