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2010年9月26日 (日)

混ぜ麺・冷や麺(3)

さて、3回目。冷やし麺系に続いて微温系・湯麺系である。

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微温系は主に拌麺などの、麺をキンキンに冷やしたりしないタイプを分類している。個人的には冷やし中華系などよりこちらの方が好みだ。グランドメニューに入っていて通年供されるものもあり、季節に関係無しに注文できることが多いというのも利点である。

(微温系)

「四五六菜館本館」のつゆなしソバ、850円。以前の記事にも出したことがあるが、麺の上に叉焼、葱が乗って結構四川風なピリ辛のタレがかかった品だ。上海料理のお店とは思えないくらい、良い感じのピリ辛具合であった。

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「江南」の汁無しネギ麺、650円。汁無しといいながら少し汁が入っていて、海南飯店のヤツに近いルックスだが、叉焼などは遠慮無しにどっかりと乗っている。あと、辛子がついてきているのも特徴か。味はほぼ見た目通り。何も考えずにザクザク混ぜ合わせてざっとかきこみ、さっとお店を出るのに良さそうな品。

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「牡丹園」の牡丹園特製XO醤つゆなしソバ、1260円。こちらのお店特製のXO醤が入っているせいかかなり高い品。でも、それだけの価格相応にたいへんおいしかった。

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具はもやしにきゅうりに叉焼、レタス。タレはXO醤が入ってピリ辛。高いだけあって、具の量も半端無く、麺と大差無いくらい入っていた気がする。ピリ辛タレに対する定番ではあるのだが、具に混じっているもやしが実に良い感じ。麺類で1000円越えてしまうと注文をためらってしまうことが多いが、たまにはこういうのを経験してみるのもいい。

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「北京」の冷やし北京麺、900円。麺と汁は冷えているのに、具の炒め物はアツアツというちょっと不思議な品。汁は冷やし中華系の酸味のあるタイプ。具の炒め物はどっさり入っていて、炒め物として十分おいしい。これが、冷えた麺の上に乗ると、なんか不思議なものになってしまって、なんとも形容しにくい品だった。

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「始皇帝」の葱叉焼つけ麺、800円。つけ麺となっているが、最初から汁がかかっている。汁はかなりこってり味の付いたタイプ。こういうタイプは意外に見かけないが、これはこれでおいしかった。

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「六福楼」の黄韮と豚肉細切り拌麺、800円。これはほんとに偶然に見つけた品。ランチメニューの中に入っていたのだが、なぜか店頭のランチメニューの方には記載が無く、たまたまお店に入った時に見つけたという品である。黄韮と豚肉、しいたけを少し甘めに炒めて、麺の上に乗せた品。少し太めの麺とよく混ぜて食べると大変に美味しかった。こういう思いがけない品がこっそり仕込まれていたりするから油断がならない。店頭表示だけに頼らずに、なんとなく何かありそうな気配を感じたら入ってみるというのも大切である。この品はこの半年くらいで最大の収穫であった。

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「大連餃子基地」のあさり拌麺、880円。かなり濃い目に見えるタレの中に細めの麺が入っており、その上にキャベツ、あさり、葱などの具が乗っている。

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細めの麺はしっかりとした歯ごたえで、タレも野菜に良く絡ませて食べると思ったほど濃くもなく、おいしい品だった。あさりも結構たくさん入っていた。

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「百八十六番」のあえ担々麺、800円。つけ麺用と思われる太めの麺に肉味噌、葱が乗った品。タレは担々麺風で結構辛いが、変に酸味があってあまりおいしくない。中華街のお店では無いが、この店の系列の「万豚記」で食べた時も似たような味付けに出会ったことがあるので、この系列では味付けのベースがこういうものなのだろう。残念ながら私の好みではなかった。このお店の品は中華街の他のお店に比べて何か根っこの部分が違うような気がしている。

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「萬来亭」の拌麺。ランチなので600円でこれに杏仁豆腐もついてくる。具はこれまで食べたことのある叉焼と葱ではなくて、肉そぼろになっていたが、味のベースは同じでおいしい。

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で、最近は通常メニューの方も肉そぼろになってしまったのだろうかと思って通常メニューの方を注文してみたら、こちらは叉焼のままであった。こちらだとは価格は840円。きっとランチの方は原価が厳しいから肉そぼろにしたのだろう。

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「杜記」の乾拌担々麺、700円。麺は刀削麺。具は燃麺の具らしきものときゅうり。

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まぜるとこんな感じ。例によってかなり辛いが、逆にこうでなくてはつまらない。個人的には刀削麺より普通の太麺の方が好きだが、こちらもおいしかった。

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「重慶茶樓」の自家製トロトロ煮豚入りタンタンつけ麺、900円。まあ、見た目通りの品。麺は中太の断面が丸いタイプ。味は悪くなかったが、「トロトロ煮豚」のどの辺がトロトロなのかはよく分からなかった。

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「彩鳳」の葱拌麺、840円。具が葱と叉焼だけというシンプルな拌麺。汁はほとんど無い。葱油の香りが非常に良く、予想以上においしかった。これはかなり好みの品だった。

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「金陵」の冷やしカレー麺。最初、スリランカカレーが上から乗っている麺だったりするのでは、と思っていたのだが、カレー味の和え麺だった。挽肉の入ったカレー味で和えられていて、水にさらした玉葱のみじん切りと香菜がトッピングされている。辛さはそれほど強くない。大変におもしろい品だった。たまにはこういうのもアリだと思う。店頭を見ていた感じでは、短期にしか店頭表示が出ていなかったようなので、これを食べることができた人はあまりいなかったんじゃないかと思う。

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「新錦江」の燃麺、750円。太麺で肉あんたっぷり。辛さも結構あってなかなかおいしい。「杜記別館」の頃に比べると砂糖の甘味らしきものも感じられ、心持ちパンチ力に欠ける気もするのだが、レギュラーメニューに入っているようなので、これはこれで歓迎である。ちなみに、杜記別館の時のポイントカードは使えなくなっていた。あと、調理中に電子レンジの音がしていたのはかなり気になった。具材を温めるのに使ったのだろうか。

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同じく「新錦江」の葱叉焼混ぜる麺、700円。ランチの品で、これに水餃子とデザートもついてくる。麺は太麺。叉焼と葱の千切りがどっかりと乗っていた。具の中にはもやしと小松菜も入っていた。味付けはピリ辛でそれほど辛さはきつくないが、この具材だったらこの味付けでも十分だろう。おいしい品だった。

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最後に湯麺系。汁たっぷりの品である。

(湯麺系)

「大新園」の涼風湯麺、800円。具は鶏肉とネギ、香菜。唐辛子の千切りもちょっと乗っている。塩味ベースのスープがさっぱりとしていて大変においしい。まさに「涼風」という品だった。このお店は派手な部分はあまり無いが、手堅く堅実な品が多い印象である。

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今回は15+1品。ほんとにいろいろあるものである。微温系(というか、拌麺系)は結構好きな分野なので、見つけるとよく注文してしまうのだが、似たような構成・具材の品でもお店によってかなり味付けが違っていておもしろい。今回挙げた中では、「彩鳳」の葱拌麺と「六福楼」の黄韮と豚肉細切り拌麺が好みだった。湯麺系はまだまだ発掘しきれてないと思うが、今回食べた大新園の品は良かった。

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以上、3回に分けてここしばらくの混ぜ麺・冷や麺をまとめてみた。この2年程度の成果のまとめはとりあえずこの辺で一段落である。来シーズン以降も、機会が許せばまたいろいろと食べたことのない品を探索してみたい。多分まだまだ私の知らない品が中華街には隠れているのではないかと思う。

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コメント

「週末」なのに、恐るべし絨毯爆撃のお見舞いですね。
こう多く写真を眺め続けますと、文章を読む前に料理とホワイトバランス(店内の照明)の癖から、何となくピンと来る場合もあります。

投稿: ふ゛り | 2010年9月26日 (日) 22時14分

「金陵」の冷やしカレー麺には出合えませんでした。
残念です。

「六福楼」の冷やし中華は、
先々週に行ったら蒸し鶏とキュウリにゴマダレという、
以前のスタイルでした。

本須さんの食べたの(前回の記事)は期間が短い品だったのでしょうかね。

投稿: 酔華 | 2010年9月26日 (日) 23時35分

★ぶりさん

夏シーズンは「お盆休み」という機会が
ありますから、普段より数をこなせるのです。
といっても、さすがに今年は異例ですけどね。
暑さのあまり、ほとんど冷やし麺・混ぜ麺ばっかり
食べてました。


★酔華さん

「六福楼」は前の冷やし中華に戻ったんですね。
一シーズンで二度美味しかったとは。
ちなみに私が食べたのは7月頃でした。

投稿: 本須 | 2010年9月27日 (月) 20時54分

「金陵」の冷やしカレー麺、今日看板に出てました!

食後に見たので残念でした(ρ_;)

萬来亭の麺、美味しそうですね!
味自体は、ランチのモノと同じなのでしょうかぁ??

投稿: ぶるねこ | 2010年10月 1日 (金) 18時47分

★ぶるねこさん

「金陵」の冷やしカレー麺、出てましたか。
気が向いた時の不定期なのかもしれませんね。

「萬来亭」は味はほぼ同じだったかと思いますが、
やっぱり叉焼が乗っている一品料理の方が
私は好きです。


投稿: 本須 | 2010年10月 2日 (土) 07時26分

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