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2013年12月31日 (火)

2013年を終えるにあたり

2013年ももうすぐ終わり。例によってこの1年を振り返ってみる。

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下のグラフは、横浜中華街における中国料理を出すレストランとして私が把握しているお店の廃業・開業状況についてまとめたものである。2013年は昨年に比べて廃業が横ばいかやや増、開業が少し減っている。総店舗数としてはやや減という結果となった。

Tenpo

2013年は3月に東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が開始され、同時期に横浜博覧館が開業。私としては相互直通運転はそれほど中華街の集客に効かないだろうと思っていたのだが、4月の時点で元町・中華街駅は乗降客2割増、と相当の寄与があったようだ。その後、連休は殺人的な混雑に見舞われ、秋口から年末にかけては客数で見れば相当好調だったように見え、震災後のあの閑散な中華街が嘘のような賑わいとなった。

今年閉店した店舗は、「宝福楼」「客満堂」「新福記新館」「香香」「香港飯店」「邨昌本店」「彩園」「福亭」「養泰」「揚州茶楼」、の10店舗。「揚州茶楼」についてはまだ休業扱いなので閉店というには疑義があるのだが、復帰の動きがまるで見えないことから今回は閉店にカウントすることにした。「客満堂」は客満堂系列のままで「吉壱家」というラーメン屋に業態変更という珍しいパターンだった。「揚州茶楼」は以前は土曜日もランチを出していて、おまけの杏仁豆腐も安定的においしかったので重宝していたのだが、いつしか土曜日は高めのセットメニューに変わり、その後「揚州飯店」開業に伴って休業と、ちょっと残念な経過をたどってしまった。果たして今後復帰となるか否か注視してゆきたい。

今年開店した店舗は「一品閣」「七福」「揚州飯店」「王鼎記」「龍海飯店」「老北京」、の6店舗。うち「七福」は「福亭」が食べ放題店に業態変更しただけなので純粋な新店ではない。他も多かれ少なかれ既存店の資本が入っているお店のようなので、純粋な新店は今年はゼロと言っていいのかもしれない。この中では「王鼎記」がこれまであまり無かった内容の店作りをやっていておもしろそうなのだが、個人的にはもうちょっと細かいところまで気をつかって調理をして欲しいなぁ、という感がある。こちらはもうしばらく様子を見たいところだ。

その他、廃業・開業にはカウントしていないが、「愛香楼」「康華楼」など、店名が同じで中身がすっかり変わったように見えるお店についてはどうカウントしたものか悩みどころである。

中華料理店でないのでカウント対象外だったが「鍛麺」の開業は興味深かった。中華料理店がひしめき合うど真ん中にほとんど単品専業とも思える店ができて、いったいどうやって店を伸ばすのだろうと思っていたのだが、店主の健康上の理由で短期間で閉店となってしまったようだ。

同じくカウント対象外で「永楽製麺所」の休業も驚いた。酔仙麺フェアの直前でいったいどうなるのだろうかと思ったのだが、酔仙麺フェア自体は開催されているのでどこかの製麺所が代役を受けたのだろうと思う。はたして2014年はどうなるのか気になるところだ。

さらにカウント対象外で残念だったのは「tefcafe」の閉店である。ここの『海南鶏飯』は大変においしかったのだが。また何か別の形で再会できる日が来ることを心待ちにしたい。
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昨年伸びそうだと思っていた「ちまき屋」は予想外の方向に伸びてしまった。メディアに出た『ちまき』だけが妙に当たってしまって、今でもバックオーダーをかなり抱えているようだ。そのため、いまだに店頭でもちまきは1人1つまで、と制限がついている状態である。売れるのはいいことなのだろうが、他の品や夜の営業ができなくなるというのも痛し痒しという気がする。

同じく、昨年注目していた茶藝店の「悠香房」は割と上手にお店を立ち上げているように見える。いろいろ店内イベントを立てたり、「獅門酒楼」とコラボしたりと、積極的に手を打ってお店の認知度をあげているようだ。

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飽和したかに思えた食べ放題だが、今年開業にカウントした「七福」「龍海飯店」「老北京」は全部食べ放題である。さすがにもう増えることは無いだろうという予想は完全に外れてしまった。そろそろ過当競争でかなり苦しい店舗が出てきているはずだと思うのだが、外から見た感じでは全然そういう気配が感じられない。どうしてこの状態を続けることができているのかほんとに不思議に思って見ている。

一時期問題になっていた栗売りについては、もう随分静かになってきている。秋口から急に発展会の優良栗売り店認定が増え、中華街のあちこちにある立て看板はあからさまに認定店に客を誘導するタイプに差し替えられたのだが、それが影響しているのかもしれない。

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今年は去年にも増して、立ち食い・歩き食いがひどい。『生煎包』が当たったので、真似して立ち食い品の外売りをするお店もかなり増えた。それがさらに立ち食い・歩き食いを増加させてしまっている。様子を見ていると、親子3~4人で1パック4個入りの立ち食い品を買って食べてそれでおしまい、というようなケースも結構あるように見える。あの手のやつは1パックで480円くらいなので客単価はとんでもなく低いだろう。はたしてこの調子で立ち食い系に傾倒してしまって大丈夫なんだろうか、と見ていて少々心配である。

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とまあ、2013年の中華街もいろいろなことがあったが、今年の中華街はあまりおもしろくなかった、というのが正直なところ。2014年はもうちょっとおもしろい何かが現れてくれることを期待したい。私の方は2014年も例によってのんびりマイペースで中華街の観察を続けてゆくつもりである。来年もおいしいものをいろいろ食べることができますように。

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コメント

本当かどうか分かりませんが、
鵬天閣では1日1万個以上の売り上げがあるそうです。
1個120円として120万円。
1年で4億円以上ですか。

最近はラーメンの歩き食いも見ました。
315円のです。
これだけで元町とかMM21に行っちゃうんでしょうかね。

投稿: 酔華 | 2014年1月 1日 (水) 07時34分

★酔華さん

1日1万個となると、鍋1つで100個として、
2鍋使っても50回転ですね。
店頭を見る限りではさすがにそこまで回転している
ようには見えないので、多分通販を含めた売上げなのでしょう。


しばらく前に元町商店街で生煎包の歩き食べをしている人を
見たことがありますが、
場違い感満載で見ていてとても痛々しかったです。

元町商店街ではポンパドウルのパンを歩きながら食べている人を
見かけたこともありますが、アレもなんかみっともない感じがします。

投稿: 本須 | 2014年1月 2日 (木) 14時50分

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

>立ち食い・歩き食いがひどい
それと、やはりタバコですね><

店頭に灰皿があるお店で、生煎包を膝に置き、
タバコを吸っている人を良く見るのですが、
明らかにそのお店では飲食してないのでは・・・!?と思ってしまいます(`Д´)

歩きタバコよりかはマシですが、
このまま無法地帯になるのではないかと、
心配になります。

2014年…どんな街に変貌するのか、楽しみです(゚ー゚)

投稿: ぶるねこ | 2014年1月 6日 (月) 13時37分

★ぶるねこさん

特に「萬珍樓」前の灰皿で吸っている喫煙者なんて
ほとんどがあそこの客には見えません。

あそこの灰皿壺や椅子に生煎包の容器を捨ててゆく人も見かけます。

近所の売店の店員があそこで吸っているのも見たことがあります。

はっきり言って、店頭の灰皿はその店のイメージを
悪化させているだけだと思います。
店頭が煙いだけで、もうその店には入る気にはなれないですよね。

投稿: 本須 | 2014年1月 7日 (火) 06時59分

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