GWの中華街とその対策
今年もそろそろGWの季節がやってくる。中華街にとって1年で一番混雑がひどくなる季節である。ちなみに2番目にひどいのは11月の連休頃である。
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今回は消費税増税直後のGWとなるわけだが、4月初旬の人出を見ている限りでは、天気が悪くならなければおそらく例年並みの人出になるんじゃないかと見ている。客単価は減るかもしれないが、多分来客数は減らないだろう。つまり、この時期に中華街に出向く人は毎年恒例のとんでもない混雑の中に入ってゆくこととなる。
GWの中華街がどんな混雑になるのか、その時期に中華街に出向くにはどういう心構えが必要なのかについては、すでに記事を書いているのでそちらを参照願いたい。今年の状況もこれらの記事を書いた時からそれほど変わっていない。
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多少状況が変わっていると思われるのは、路上で物を食う人が最近非常に増えているということくらいか。この1年くらいで、4~6人くらいで丸く固まって歩道を塞ぎ、立ち食いしているグループをよく見かけるようになった。中華街の道はそれほど広くないのでこの手のグループが歩道の通行を止めてしまうと混雑がひどくなるし、かなり邪魔だ。
で、食べているものはたいてい「焼き小龍包」などの汁気たっぷりの熱々のものだ。見ていると、たっぷりの汁を吸いきれずにダラダラ路面に落としたり、熱くて思わず吐き出したり、勢いよくかぶりついて汁が脇にピュッと飛び出したりと、近くを歩いていて服を汚されたりしないかと心配になる人をちょくちょく見かける。
GW中は立ち食いから十分距離を取って歩くのが難しくなるので、十分注意して歩きたい。GWの混雑時は注意してなんとかなるというレベルじゃないかもしれないが。
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あと、消費税増税により、各店舗の表記や対応がいろいろ変わっているのだが、正直言って外から見ていただけでは分からないことが多い。パターンはいくつかあって、
【メニューを改訂したケース】
・5%の税込み表示から、税別表示に修正。
→メニュー値の1.08倍をレジで請求。多分このケースが一番多い。
・5%の税込み表示から、8%の税込み表示に修正。
→メニュー値通りの請求。これが一番分かりやすい。
【メニューを改訂しないケース】
・5%税込み表示のまま、税別表示扱いに。
→メニュー値の1.08倍をレジで請求。事実上の値上げ。
・5%税込み表示のまま、8%の税込み扱いに。
→メニュー値通りの請求。事実上値下げ。
・5%税込み表示のまま、8%税込み価格との差額を足してレジで請求。
→メニュー値の108/105倍(約1.03倍)をレジで請求。
・税別表示のまま。消費税は従来通りレジで加算。
→メニュー値の1.08倍をレジで請求。
といろいろである。メニューを改訂する場合は、値付けもやり直していることも多く、お店によってはかなり久しぶりの値上げに踏み切ったところもあるようだ。
ともあれ、表示と対応がいろいろあって食べる方としては非常に不便である。せめて発展会のお店だけでも表記方法を合わせる方向でやって欲しかった。増税が実施されるのはすごく前から分かっていたわけだし。
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【おまけ】
消費税増税に伴い、「海員閣」が20年以上ぶりで値上げを行うという話題を先日記事にしたが、麺飯類はほぼ一律50円アップになったようだ。個人的にはまだ十分リーズナブルだと思っている。なお、単品の方はほとんどがもうちょっと上がっている(なぜか、上がっていないものもある)。
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コメント
「聘珍樓」ではサービス料を廃止したそうです。
値段のアップは消費税分だけなのか、
+アルファがあるのかは不明ですが。
投稿: 酔華 | 2014年4月14日 (月) 08時41分
★酔華さん
そういえばサービス料というのもありましたね、
サービス料も考えるとなると、
増税前後でどうなったのかきちんと調べるのはかなり大変そうです。
実際に入ってみて食べてみないと正確なところは分からないのかもしれません。
投稿: 本須 | 2014年4月16日 (水) 19時34分