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2014年7月26日 (土)

地味に美味しい

特に派手に売り出しているわけではないので気付かれにくい品なのだが、ふとその存在に気がついて食べてみると思いもかけずおいしくて、おいしさと発見の喜びとを一緒に噛みしめることができる、そんな品がたまにある。今回はそんなお話。

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先日、「菜香新館」が改装を終えて、改装後の店内やメニューがどのように変わったのかちょっと見てみようと思いつつ、店頭の看板を眺めていたらこのような記載を見つけた。

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双喜餅家”生パイナップルクッキー”』?そんなのあったっけ?

と思って「双喜餅家」の店頭に行ってみると、特に店頭表示は出ていなかった。店内に入ると右側の棚に普通のパイナップルクッキーが売っていた。これは違う。

そして、奥のショーケースの方を見てみると・・・いたいた。さっそく買い求める。1個100円だった。

__100

割ってみると、確かに中の造りが違う。通常のパイナップルケーキは中がジャムジャムしていて、結構粘性が高い。それに対して、こちらはクッキー生地と一緒にほろっと崩れる感じ。果肉のツブツブも残っている。味はほどよく控え目で、紅茶を飲みながら食べても良く合いそうな品だった。

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食べてみればよくありそうな品なのだが、意外にこれまで見かけなかった。中華菓子というよりは少し洋菓子寄りの品だが、安心して人に勧められる品だと思う。崩れやすいので持ち運びが要注意だが。

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半年くらい前から「隆蓮」ではお一人様セットメニューというのを出している。メイン+スープ+2種点心という品だ。『海鮮丼セット』、『蒸し鶏ご飯セット』、『五目チャーハンセット』とあるのだが、なぜかセットメニューにあるメインのうち、『海鮮丼』だけがグランドメニューに単品で出ていない。いったいどんな品なのだろうと、ある日注文してみた。

__1500

海老、帆立、イカ、竹の子、キヌサヤ、青梗菜を炒めたものがご飯に乗っている丼だ。それほど突出したルックスの品ではないのだが、食べてみるとこれが実に美味しかった。

___2

それぞれの具材に対する火の入り方がどれも丁度良く。それぞれの具材の歯ごたえと味がはっきり分かる。全体的な味付けは抑え目で塩梅が良い。こちらのスープは質が良いのであんかけの自体の味も良い。とても丁寧に作られている印象だ。ひとつの丼としてもよくまとまっていて、ああこれは本当においしいな、と食べながら嬉しくなってしまうような品だった。

「隆蓮」は非常に小さいお店で、おそらくこちらの厨房は少人数(多分一人)の厨師で取り回しているのだろうと思う。なので、この店に出向く際はなるべく店内の客が少なくて厨師がじっくり丁寧に料理ができる頃合いを見計らい、丁寧に丁寧に作られた佳品をのんびりと味わうのが一番だと思う。

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と、食べ歩いていると1年間に1~2回くらいは大当たりを引いた気分になれることがある。やはりこういうものは自力で歩いて見つけ出した時が一番嬉しい。他人の後追いではなかなか得られない醍醐味だと思う。

とはいえ、他人の敷いたレールに乗っていない以上、ハズレも結構引いたりする。それもまた一興。

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