2023年を終えるにあたり
2023年ももうすぐ終わり。例によってこの1年をふり返ってみる。
今年はコロナもようやく小康状態となり、それなりに外食などもできるようになってきた。そしてとうとう、今年は横浜中華街に遊びに行くことができたのだった。
久しぶりの横浜中華街。何もかも皆懐かしい。
そしてぐるっと見て歩いたのだが、もう3年前と比べると随分様相が変わってきているように見えた。
まず、食べ放題が随分おとなしくなった。以前は呼び込みがそれはもうひどかったのだが、随分落ち着いてきているように見える。そもそもコロナのせいで大量集客を前提とした食べ放題という商売が弱ってしまったということもあるのかもしれない。
次にあれだけ大量にあったタピオカ店の多くが姿を消していた。中華街によくある一過性のブームだったということだろう。今でも何店舗かタピオカ店は残っているが、そこにタピオカ目当ての行列ができているようには見えなかった。そしてその替わりに台湾モノが随分増えたようだ。特に大判鶏唐揚げの『大鶏排』を食べ歩き用に供している出店を多く見かけた。
あと意外だったのがイチゴ飴。最初中華街に出始めた頃ははたして売れるのだろうかと思っていたのだが、今や歩きながら食べている人を大量に見かけるようになった。どうも製造元はほぼ1ヶ所で、そこが各店舗に卸しているように見えた。
そして中国料理店だが、以前見た時とは軽く20店舗以上は変わってしまっているようで、少々の訪問ではチェックしきれる気がしない。完全に入れ替わってしまった店舗もあり、リニューアルで一新された店舗もありと、状況は様々なようだが。
ともあれ、短期間だったが今年はほんとうに久しぶりの中華街を楽しむことができた。来年は年に数回程度は訪問する機会ができることを祈っている。すべてはコロナの状況次第だが。
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【おまけ】
今回見て回ってちょっと気になったものをピックアップして記しておく。
「六福楼」の跡だったか、串焼きのお店になったりしたと聞いたことがあったのだが、「上海麺館」というお店ができていた。上海風の葱油和え麺をメインに供するお店のようだ。
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新錦江の店頭に食べ歩き用の販売スペースができていたのは知っていたのだが、いつのまにか「小紅楼」という看板がついていたのに今頃気付いた。
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西門通りにハワイアン雑貨の「カヒコ」が入っている天幸ビルがあるのだが、そこの4Fに「天音」というカフェが入っているようだ。
かなり昔に南門シルクロードに同じ名前の薬膳茶カフェがあったと思ったのだがこちらに移転していたのだろうか?
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同發はいつも年末になると叉焼販売で本館前に大行列ができるのだが、今年は同發別館で販売しているようだ。
本館の1Fで販売していた頃は結構狭くて買うのが大変だったのだが、ここだと広々していて買いやすい。これは良い試みだと思う。
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「福養軒」跡に「まるまるかも」というお店ができていた。店名の通り鴨料理を推しているお店のようだが、店頭メニューを見ると、四川、福建、上海などなんでもありという感じだ。店頭の雰囲気とかこれまであまり見ない感じのお店なので、この先どのように育ってゆくか楽しみだ。
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善隣門の隣の方に、以前100円ローソンがあったところだったと思うが「奥徳客」という中華食材屋のようなお店ができていた。
そして店頭で『中華おでん』というのを売っていたのが気になった。
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食べ放題の「酔龍」跡で「友誼食府」というお店の工事をやっていた。
店頭のポスターを見た感じでは、何店舗か料理店が出店して中央のテーブルで食べることができるという、フードコードみたいなものになりそうな感じだ。大昔、横浜大世界でいろんなお店が出店したフードコートがあって、あれはあれでなかなかおもしろかったのだが、こちらにどのような店が出店してくるかは気になるところだ。
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一番最初の「保昌」があった場所が謎のカフェみたいなスペースになっていた。見た感じ一般客相手のお店なのか、何かの会員制なのか、外から見た感じではどうもよく分からず気になった。
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「梅林閣」がリニューアルしたようで、「保昌点心楼」という表示が出ていて、開店祝いの花も店頭に並んでいた。どうもここでも保昌の『中華カレー』が食べられるようだ。
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